巷には、様々な効能に優れた色々なハーブ茶が溢れていますが、「あした葉茶」はまさに日本の最強ハーブ茶のひとつとして、昨今とても注目されています。

そもそも一般的にはあまりなじみのないあした葉(明日葉)とは、小笠原諸島や八丈島といった南部の暖かい地域で自生するセリ科の多年草です。
「今日摘んでも、明日には芽や葉を出すほど生命力が強い」ということがその名の由来で、まさに強いパワーを秘めた脅威のスーパーフードといえます。
実際に栄養価がとても豊富で、産地では「不老長寿の秘薬」と呼ばれ、古くからおひたしや天ぷらなど食事にも日常的に用いられ、長寿の大きな助けになったと考えられています。

そんな明日葉には多くの栄養素・効能がありますが、中でも特徴的な栄養素としてまず挙げられるのは「ビタミン12」です。
あまり馴染みのないビタミンですが、それもそのはず、本来植物にはほとんど含まれておらず、貝類やレバーに多く含まれています。「赤いビタミン」という別名のとおり、貧血などに有効です。

次に「有機ゲルマニウム」も明日葉の特徴的な成分のひとつです。血液を浄化しサラサラにする効果があるため、動脈硬化などの病気を予防する効果があると言われています。

そして昨今、明日葉の効能として注目されている成分は「カルコン」です。
明日葉は緑色で、茎がやや黄色がかっている植物ですが、葉や茎を切るとドロっとした黄色い汁が出てきます。この汁は「金色のポリフェノール」という、なんともありがたそうな呼称で呼ばれています。
このポリフェノールには「カルコン」「クマリン」「カリウム」が含まれており、クマリンやカリウムはそれぞれ、脳機能を正常に保つ働きがあったり、生活習慣病を防ぐ効果があったりと、非常に健康に有効な成分を持っていますが、中でもカルコンは、明日葉以外の植物にはほとんど含まれていないのですが、アディポネクチンという善玉物質を増やし、脂肪を燃焼させる働きがあると言われています。
同時にカルコンの血管拡張作用で、血液循環を良くして脂肪の代謝を促すこともできます。
抗酸化作用もあるため、身体を健康に若々しく保つことにも力を発揮しますし、胃の働きを助ける働きもあるので、胃腸の調子が悪い時にも効果的です。
さらに嬉しい効果としては、アレルギー抑制にも良いとされていることで、皮膚の健康にも一役買う成分と言えます。

このようなスーパーフードの明日葉を、ぜひ食生活にうまくとりいれたいと考えるのは自然なことでしょう。
老若男女に関わらずニーズはとても高いと思われますが、貧血や老化の防止、脂肪燃焼等の効果があると聞くと、女性や働き盛りの年代の方々にとっても魅力的だと思います。

日常的に手軽に摂取しようと思えば、お茶である「あした葉茶」というかたちがベストです。
一番良いのは春から初夏にかけての若葉を摘んで刻み、炒めて乾燥させて煎じて飲む、という方法がありますが、スーパーで手軽に手に入れることができる食材ではなく、手間もかかるため、おそらく難易度が高いでしょう。

となると、市販されている粉末化した「あした葉茶」を活用するのがオススメです。もちろん不純物の混じっていない、100%明日葉で構成されているお茶を飲むのが効果的なのは言うまでもありません。
また、カフェインが含まれていないので、就寝前にも飲めるのも便利ですし、貧血になりがちな妊婦さんも安心して飲むことができます。

さて、実際の「あした葉茶」はどのようなものなのでしょう。
ここからは私の個人的な感想になりますが、ご紹介したいと思います。
私は以前は青汁を飲むことを習慣にしており、なんとか飲めるけれども、匂いと味がかなり苦手というタイプだったのですが、青汁に慣れていれば、あした葉茶は難なく飲めるお茶でした。
風味は正直言ってクセがあり、苦みもありますが、”良薬口に苦し”という言葉もあるように、効能を知った上で飲もうと思えば、なんだかカラダに良さそうな雰囲気をひしひしと感じることができます。

ただ、明日葉には食物繊維もたっぷり含まれているため、いくらカラダに良いからと言って飲みすぎてしまうと、お腹が緩んでしまうこともあるので気を付けましょう。
(逆に言うと、便秘で悩む人にとっては、便秘解消にも有効と言えます。)
あくまでも規定量を守って、まずは薄めにしてゆっくりじっくり慣れていき、徐々に自分に合った濃さにして継続して飲めるようにすると良いと思います。
アイスもホットもいけますが、胃腸に優しく、カラダを冷やさないということを考えるとホットで飲むのがベターです。

ちなみに、粉末状のあした葉茶は、ヨーグルトなどに混ぜて摂取するという方法もあります。さらに言うと、コーヒーや紅茶など、自分が日頃から気に入って飲んでいる飲料に混ぜて試してみるのもよいでしょう。
私のオススメの意外な摂取方法としては、ほかの青菜のおひたしや冷奴にふりかけて食べることです。ほのかな風味がアクセントになりますよ。是非お試しください。